金なし人なし時間なし!おまけに帰る城もなし?!最新作の「超高速!参勤交代リターンズ」公開(2016/9/10)を前にテレビ東京系の地上波で初放送されます。
5日以内に参勤交代を命じられた弱小貧乏藩。幕府の無理難題にどう挑むのか。
まだ見ていない方も、すでに見ちゃった方も必見です!
超高速!参勤交代のあらすじ
江戸時代。磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷藩は、金山略奪を狙う老中・松平信祝の陰謀により、幕府から突然参勤交代を命じられる。
通常10日はかかる道のりを、実質4日で参勤せよとの無理難題!時間もなければ、貯えもない・・・。
しかしこの命令に逆らえば藩はお取り潰しに!藩主の内藤政酵は、家臣の精鋭6人を引き連れ藩を出発。道中、老中の雇った刺客に襲われるなど、数々のピンチに見舞われる。
絶体絶命に陥った彼らだが、知恵と工夫、”とんでもない”奇策で立ちむかい、ついに江戸への参勤を達成!
そして、老中・信祝は一連の騒動を招いた罰として政治の表舞台から消え去ることとなった・・・
超高速!参勤交代のキャスト
・内藤政醇:佐々木蔵之介
・お咲:深田恭子
・雲隠段蔵;伊原剛志
・荒木源八郎:寺脇康文
・秋山平吾:上地雄輔
・鈴木吉之丞:知念侑李(Hey!Say!JUMP)
・増田弘忠:柄本時生
・今村清右衛門:六角精児
・徳川吉宗:市川猿之助
・夜叉丸:忍成修吾
・松平信祝:陣内孝則
・松平輝貞:石橋蓮司
(出典:前作『超高速!参勤交代』|『超高速!参勤交代 リターンズ』2016年全国公開)
見どころ・ネタバレ・感想
豪華キャスト陣
第37回城戸賞の入選作を「鴨川ホルモー」などを手がけた本木克英監督が映画化。金も人もないなかで、藩と領民を守るために奮闘する寛大な藩主に佐々木蔵之介。飯盛を深田恭子が演じる。一匹狼の忍者に伊原剛志、知恵者の家老で西村雅彦、悪徳老中に陣内孝則など実力派が揃っているので見応えがある。
数々の奇策
たったの7人しかないのにU-ターンをして大人数の大名行列に見せかける、籠の中に猿がいるのを腹話術で切り抜ける、大名行列を特例で横切れる「飛脚」姿で走り抜けるなど、ありえない奇策の数々が笑いを誘う。
7という数字何かと時代劇にはつきものですね。猿はどことなく「パイレーツ・オブ・カリビアン」を髣髴とさせる。
無理ゲー参勤交代
1年おきに江戸に向かう参勤交代は基本1度につき、現在の価格にして約3億かかるんだそう。藩の威厳を保つため、民族大移動がごとく人を引き連れなければならない。1.5万石の小さな藩でしかも飢饉で蓄えがなか、藩の運営もままならないところに無茶振りを押し付けてくるなんてなんという仕打ち。ハンデありすぎ(笑)
なので少しでも人件費を浮かせるために1日でも江戸に着かなければならない。だから、走る走る走るハシルジャパン。えっさこらさ、えっさこらさ。走るシーンが多い作品であり、江戸時代まで人々が走っていたとされる「ナンバ走り」をする武士たちがリアル感を醸し出している。
迫力の戦闘シーン
老中が放った忍者軍団との戦闘シーンは圧巻!藩主自らズバッと抜刀術が冴え渡る。これは本当にカッコいい。何度も見たい!家臣も段蔵も大活躍。
伊原さんの姿は「十三人の刺客」にも重なって見えなくもない。別シーンである猿の真剣白刃取りもオススメ(笑)飛んで火に入る夏の虫よ!
ツッコミどころ満載
斬られたはずの秋山平吾が実は生きていたとか、早く参勤交代しなきゃいけないのに家臣がグデングデンとか、コテコテすぎる陣内孝則さんの演技もなんか面白くてツッコミせざるを得ない(笑)しかも、この話にはまだ続きがあった…だと?!
とにかくストレス解消にピッタリ!スカッと痛快な映画です。何も考えずに観ることができるんで良いですよ!
▼おすすめポイント
お江戸エンターテインメント
実力派揃い
痛快!爆笑!
最後に
以上、最新作の復習として前作の「超高速!参勤交代」の感想やら見どころやらを書いてみました。結構注目度が高いだけに期待してしまいますね。
▼また見たいという方は、HuluやU-NEXTでも観ることができます。
⇒Hulu
嗚呼、金なしコネ無し時間なし…ちーん。
それではまた!